【引け後のリリース】「ダカールラリー 2015」で日野自動車が6連覇を達成

■「排気量10リッター未満クラス」に2台出場し1位、2位独占

引け後のリリース、明日の1本 日野自動車<7205>(東1)は19日、アルゼンチンからチリ経由のボリビアで開催された「ダカールラリー2015」のトラック部門「排気量10リッター未満クラス」で優勝し6連覇を達成し、1991年の初参戦以来、連続24回目の完走も達成したと発表した。

 「ダカールラリー2015」はアルゼンチン~チリ~ボリビアで2015年1月3日から1月17日(現地時間)に開催され、最も過酷とされる世界最高峰のレース。

 発表によると、今大会で日野は前回に引き続き、同ラリー史上最多の33回連続出場となる菅原義正氏と、次男の菅原照仁氏の親子ドライバーが率いるチームスガワラとともに、「日野チームスガワラ」として2台の「日野レンジャー」で参戦した。

年を追うごとにハイスピード化するレースに対応するため、菅原義正氏がドライバーを務める1号車のナビゲーターを1人増やすことで、乗員の負担を分散し戦闘力の向上を狙った。また、レースを支えるメカニックも1人増やし、全国の日野販売会社から公募で選ばれた精鋭4人を派遣した。

17日、「ダカールラリー2015」は遂にアルゼンチンのブエノスアイレスにゴールし、14日間の全日程を終了した。日野レンジャーの2台体制でトラック部門に参戦した「日野チームスガワラ」は、2号車(菅原照仁/杉浦博之組)が総合16位、排気量10リットル未満クラスでは1位となり6連覇。また、1号車(菅原義正/若林葉子/羽村勝美組)は同32位で完走し同クラス2位でゴールし、チームは2年連続の同クラスワン・ツー・フィニッシュを果たす結果となった。

同社は1991年に日本のトラックメーカーとして同ラリーに初めて参戦。1997年には3台出場し、史上初の同部門総合1・2・3位を独占した。その後も、1996年に創設された排気量10リッター未満クラスで2014年までに15回中14回の優勝を果たし(2003年、2004年、2006年は同クラスが設定されなかった)、トラック部門の雄として活躍を続けている。

19日の株価終値は1668円(17円高)となり、昨年来の高値1729円(12月)に次ぐ戻り高値の水準まで回復した。信用売り残と買い残の割合を示す信用倍率が1倍台で売り買いが拮抗するため、高値更新が現実味を帯びるようなら上げピッチを加速する場面が現れる可能性がある。

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