【株式市場】銀行株が重くなりTOPIXは安いが日経平均は値を保ち4日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万5575円92銭(9円09銭高)、TOPIXは1245.82ポイント(1.87ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億2965万株

チャート13 30日後場の東京株式市場は、明日の日銀短観の発表などを前にマイナス金利拡大観測などが言われ、副作用を受ける銀行株の上値が重くなったほか、13時半頃からはトヨタ自動車<7203>(東1)などが軟調に転換。日経平均も4日続伸だが次第に上値が重くなった。TOPIXは大引け間際に軟調転換し結局小反落。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は堅調だった。

 材料株を個別に買う展開となり、イオンファンタジー<4343>(東1)は第1四半期決算への期待などが言われて一段高。ノジマ<7419>(東1)はプロ野球の「ベイスターズ家電」などに期待強まり一段高となって年初来の高値。クリーク・アンド・リバー社<4763>(東2)は27日から29日にかけて計6本のニュースリリースを出し出直りを拡大。6月16日に上場の農業総合研究所<3541>(東マ)は生鮮品の直接流通のノウハウに注目などとされてストップ高の高値更新。6月27日上場のキャリア<6198>(東マ)はシニア(熟年・高齢者層)の人材派遣ノウハウが注目され連日高値。

 東証1部の出来高概算は21億2965万株(前引けは9億872万株)、売買代金は2兆2611億円(同9174億円)。1部上場1967銘柄のうち、値上がり銘柄数は861(同1240)銘柄、値下がり銘柄数は968(同586)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、石油・石炭、証券・商品先物、、ゴム製品、倉庫・運輸、機械、ガラス・土石、保険、などとなった。

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