【狙い場・買い場】富士通ゼネラルはPER7倍台、連続最高益更新

狙い場・買い場

富士通ゼネラル<6755>(東1)は、連続最高益更新見通しで割安感があり注目したい。

同社は、主に空調機(エアコン、ビル用マルチエアコン、ヒートポンプ式温水暖房システム、空調関連商品)、情報通信・電子デバイス(消防システム、防災システム、POSシステム、映像システム、車載カメラ、電子部品、ユニット製品など電子・電気機械器具の製造販売を行っている。

今3月期第2四半期売上高が1163億71000万円(前年同期比は5.2%増)、営業利益が92億5800万円(同77.5%増)、経常利益が96億4400万円(同95.6%増)、純利益が63億8200万円(同2.1倍)に着地。空調機は、フランスでエアコン、新築住宅向けのATW(ヒートポンプ式温水暖房システム)の販売が堅調。

販売体制を再構築した英国や期初に好天に恵まれたスペイン向けの出荷が増加。情報デバイス・電子デバイスは、デジタル消防無線システム納入が順調に進展し、売上高・各利益は上半期として過去最高と好調。

通期業績予想は、売上高が2700億円(前期比11.8%増)、営業利益が250億円(同20.8%増)、経常利益が250億円(同22.5%増)、純利益が160億円(同21.0%増)と2ケタ増収増益の連続最高益更新を見込む。年間配当は16円(同2円増)で連続増配を予定している。

株価は、昨年8月21日につけた昨年来の高値1491円から同1月7日安値1098円まで調整。1100円前後で下値を固めている。北米基準で最高効率の省エネ性能を持つ家庭用エアコンを開発。米国、カナダなどで2018年3月期に空調事業で売上高500億円規模を目指すと伝わっており、高い成長が続くと予想される。連続最高益更新見通しで今期予想PER7倍台と割安感がある。今月27日に予定される第3四半期決算に向けてリバウンド局面入りが期待されよう。(N)

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