【編集長の視点】シグマ光機は業績下方修正も通期業績の連続増益を再評価して続伸

編集長の視点

シグマ光機<7713>(JQS)は20日、10円高の947円まで上げている。同社株は、昨年12月25日に今5月期第2四半期(2Q)累計業績と5月通期業績の下方修正を発表、株価は下ぶれたが、5月通期業績は、前期比では連続増益を維持し、年間配当も30円と高配当をキープすることから織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

■3Q以降の受注環境は回復基調で新規開発製品も売り上げ寄与

業績の下方修正は、円安進行による原材料価格の高騰や消費税増税の駆け込み需要の反動減などで国内の設備投資が、減少・遅延し同社の光学要素部品、光学システム製品とも売り上げが期初予想より減少していることが要因となった。このうち5月通期業績は、期初予想より売り上げを8億2000万円、経常利益を2億5000万円、純利益を1億5000万円それぞれ引き下げたが、売り上げ68億5000万円(前期比1.9%増)、経常利益5億4000万円(同10.3%増)、純利益3億500万円(同3.5%増)と前期比では増収増益の維持を見込んでいる。第3四半期(3Q)以降の国内の受注環境が、回復基調にあり、新規開発製品が売り上げに寄与し、さらに生産効率化や経費削減の利益改善にさら取り組むことなどが要因となる。

■PBRは0.6倍、年間配当利回りは3.19%と割り負けが歴然

株価は、期初の今期業績の連続大幅増益予想を評価して昨年来高値1120円まで買われ、今期第1四半期の低利益進捗率を嫌って881円まで調整、中間配当(15円)取りの高配当利回り買いで1000円台を回復したものの、配当権利落ちで915円まで再調整した。業績下方修正では896円安値まで下ぶれたものの、下げ過ぎとして持ち直して下落幅は限定的となり、900円台央でのもみ合いを続けてきた。PERは23倍台とやや割高なものの、PBRは0.6倍、年間配当利回りは3.19%と割り負けており、一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  2. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  3. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  4. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…
  5. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  6. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る