【編集長の視点】アクアラインはもみ合いも連続最高業績・増配を手掛かりに割安内需株買いが再燃期待

編集長の視点

 アクアライン<6173>(東マ)は、17円安の1109円で寄り付いたあと前日比変わらずと切り返すなど、前日終値近辺でもみ合っている。きょう7日に日経平均株価が、79円安と小幅ながら3日続落してスタートしたあと前日比プラス転換するなどやや様子見ムードとなっていることから、同社株にも目先の利益を確定する売り物が先行している。ただ下値には、同社の今2月期業績が、連続して過去最高を更新し、配当も、連続増配が予想されていることを手掛かりに割安内需株買いが再燃するとの期待も続いている。今年7月14日にはその今2月期第1四半期(1Q)決算の発表が予定されており、好業績が確認されるとして先取り買いも交錯している。

■「水道屋本舗」の業務提携拡大で受注が伸び純利益が市場コンセンサスを超える

 同社の今2月期業績は、売り上げ40億900万円(前期比8.4%増)、営業利益3億3100万円(同0.6%増)、経常利益3億2500万円(同4.3%増)、純利益2億800万円(同7.1%増)と予想され、昨年8月の新規株式公開(IPO)後の初決算となった前期業績に続き過去最高を更新、純利益は、前期に続き市場コンセンサスを上回る。主力事業の水まわり緊急修理サービス事業では、自社運営の「水道屋本舗」が、昨年11月の西部ガス<9536>(東1)、今年5月の大阪ガス<9532>(東1)などとの各業務提携も上乗せとなって受注拡大が続き、工事要員の増員負担を吸収し、納品先のプライベートブランドで製造するミネラルウォーターのプライベート商品販売も、大学、ホテル、生命保険会社などの新規クライアントの増加が続いていることなどが寄与する。

 配当は、株主への利益還元を経営上の重要課題として、必要な内部留保を確保しつつ安定配当を続けることを基本方針としており、前期は、設立40周年の記念配当2円を上乗せして年間10円(前々期実績は株式分割勘案で3円)へ増配し、今期は、普通配当として年間15円への連続増配を予定している。

■初値回復で弾みをつけPER10倍台の割安修正で最高値奪回も有望

 株価は、昨年8月の新規株式公開(IPO)時に公開価格1250円を上回って1521円で初値をつけ、さらに上場来高値1563円まで買い進まれるなど順調にスタートしたが、世界同時株安の頻発がマイナスに働き上場来安値760円まで突っ込んだ。その後は、前期業績の上方修正に反応してストップ高し、今期業績の続伸・連続増配予想、さらに大阪ガスとの業務提携も続き公開価格目前となる1230円の戻り高値をつけ、25日移動平均線水準での三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。PERはなお10倍台と割安であり、まず公開価格を再奪回しては弾みつけ、初値クリア、最高値回復と再上昇相場が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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