【チャートでみる株価】パナソニックが26週線抜けの可能性、エアコン増産のダイキン急伸も刺激

 パナソニック<6752>(東1・100株)の週足チャートは26週線に急接近、上抜いて上値を伸ばすか、あるいは戻りいっぱいとなるか胸突き八丁の場面を向かえている。仮に、26週線を抜けば2015年7月以来、ほぼ1年ぶりとなるだけに15年5月につけた高値1853円に向けて本格的な出直りが期待できるだろう。

 業績見通しは芳しくない。四季報・夏号では、17年3月期の営業利益を3100億円(16年3月期4157億900万円)と25.4%の減益と予想、EPSでも62.5円(同83.4円)とみている。一方、これに対し好材料としては、得意のエアコンが猛暑見通しから需要拡大が予想される。既に、足元ではフル生産というから、同じサマーストックのダイキン工業(6367)が急伸していることは刺激となるだろう。

 今年2月12日の799円に対し、その後の動きがダブル底形成の形となっていることから26週線抜けの可能性はかなり高かそうである。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る