【編集長の視点】バーチャレクスはもみ合いも3コアスキル融合の独自ビジネスモデル見直し下値には直近IPO株買い根強い

編集長の視点

 バーチャレクス・コンサルティング<6193>(東マ)は、36円高の1658円と急反発して始まったあと、65円安と下ぶれるなど前日終値を挟んでもみ合いっている。

 同社株は、今年6月23日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、7月11日に上場来高値1986円まで買い進まれており、目先の利益を確定する売り物が交錯している。ただ同社が展開している顧客管理システム(CRM)事業は、既上場の類似会社と異なり3つのコアスキルを融合させてワンストップでトータルにサービスを提供する独自ビジネスモデルとなっており、さらに今3月期業績の増益率が、直近IPO株のなかでも出色の高さとなっていることを評価して、下値には根強い直近IPO株買いが継続している。

■3つのコアスキルを融合しCRMサービスを大手企業向けにトータルに提供

 同社のCRM事業は、企業と顧客とをつなぐ接点(チャンネル)領域で上流工程のCRM戦略を策定するコンサルティング、主にコールセンターで企業が使うソフトウェアを自社製品として開発・販売するテクノロジー、コールセンターを中心に現場業務を受託し同社社員が顧客対応を実施するアウトソーシンングの3つのコアスキルを融合させ、4つのサービスラインでトータルにクライアント企業を支援、CRMコストを削減することを特徴としている。ワンストップでCRMサービスを実施できる唯一の企業であり、大手通信会社、大手カード会社、大手鉄道会社など大企業から指名されてビジネスを実行、ソフトウェアパッケージの導入は累計で200社を超えている。

 業績の好調に推移、今3月期業績は、売り上げ42億3100万円(前期比9.5%増)、営業利益3億5300万円(同37.2%増)、経常利益3億5000万円(同39.6%増)、純利益2億2900万円(同9.7%減)と予想している。なお純利益が減益転換するのは、繰り延べ税金資産の計上で前期の税負担が軽減され今期は平準化することが要因となる。

■最安値から最高値への上昇幅の3分の1押し水準の値固めが煮詰まり最高値奪回に再発進

 株価は、公開価格1090円でIPOされ1235円で初値をつけ1382円高値まで買い進まれたものの、英国の「欧州連合(EU)離脱ショック」に巻き込まれて上場来安値965円へ突っ込み、公開価格割れは下げ過ぎとして2日間のストップ高を交えて1746円へ急伸、一呼吸置いてこの時に開けた窓を埋め再びストップ高して上場来高値1986円まで急騰した。足元では、最安値から最高値への上昇幅の3分の1押し水準での値固めに煮詰まり感を強めており、最高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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