【株式市場】米FOMC控え円高に警戒感あり日経平均は一時297円安

株式

◆日経平均の終値は1万6383円04銭(237円25銭安)、TOPIXは1306.94ポイント(18.42ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億1084万株

チャート14 26日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜から2日間にわたって開催される米国の金融政策決定会合FOMC(連邦準備制度理事会)を前に、円相場の波乱を懸念する雰囲気があり、キヤノン<7751>(東1)などが一段ジリ安。弱モミ合いを保っていたトヨタ自動車<7203>(東1)も大引けにかけて値を消した。日経平均は13時30分頃に前場の安値を割り込み、一時297円19銭安(1万6323円10銭)まで下押し2日続落となった。主な株価指数は軒並み安い。

 後場は、昨日発表の四半期決算が好調だったさくらインターネット<3778>(東1)が引き続き高値圏で推移し、ソフトバンクグループ<7974>(東1)も米国のグループ会社の決算好調が好感されて高い。フリービット<3843>(東マ)は明日・27日から東証1部に昇格のため買われ、コスモ・バイオ<3386>(JQS)は特許権の譲受などが材料視され急伸。また、ここ急落の「ポケモン関連株」は牽引役の任天堂<7974>(東1)が大引けに反発。

 東証1部の出来高概算は19億1084万株(前引けは9億2305万株)、売買代金は2兆3278億円(同1兆693億円)。1部上場1970銘柄のうち、値上がり銘柄数は405(同352)銘柄、値下がり銘柄数は1470(同1504)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種が値上がり(前引けは「情報・通信」1業種のみ値上がり)し、値上がりした業種は、情報・通信、その他製品、空運、だった。

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