JSPの第1四半期は減収ながら大幅増益

■押出事業、ビーズ事業共に販売数量は伸びる

 JSP<7942>(東1)の今期第1四半期は、減収ながら大幅増益となった。

 28日引け後発表された当社の第1四半期連結業績は、売上高268億35百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益22億72百万円(同37.8%増)、経常利益22億03百万円(同36.6%増)、純利益17億円(同33.8%増)であった。

 押出事業全体としては、製品価格の低下はあったが、販売数量増により売上は91億02百万円(同0.6%増)と微増となった。利益面では、付加価値の高い製品の販売に注力したことや製造コスト低下などにより営業利益6億85百万円(同38.1%増)と大幅な増益であった。

 ビーズ事業全体としては、販売数量は増加したが、製品価格低下や海外事業の外貨円換算額の減少の影響により売上高は163億29百万円(同6.0%減)となった。利益面では、外貨円換算額の減少による影響はあったが、販売数量の増加や原材料安が継続したこともあり営業利益は、17億77百万円(同28.6%増)。

 その他の売上高は14億03百万円(同0.7%増)、営業利益は41百万円(前年同期△10百万円)と黒字転換。

 第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高47.9%、営業利益52.8%、経常利益50.6%、純利益53.1%となっていることから、ほぼ計画通りのペースと思われる。

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