【株式市場】日銀は「ETF倍増」だが強弱分かれ日経平均は乱高下の末に反発

株式

◆日経平均の終値は1万6569円27銭(92円43銭高)、TOPIXは1322.74ポイント(15.74ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加して31億8874万株

チャート13 29日後場の東京株式市場は、取引開始前後に日銀の金融政策会合の結果が断続的に伝えられ、日経平均は前引けの65円安から一気に202円35銭高(1万6679円19銭)まで急伸。しかし、ほどなく280円近く急落し、一旦戻してから再び下げて13時30分頃に302円49銭安(1万6174円35銭)まで急落する場面があった。その後は、マイナス金利の据え置きが好感されて三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの大手銀行株が上げ、日経平均は再び強張った。主な株価指数は総じて高い。

 後場は、引き続き四半期決算の好調だった銘柄などが強く、日立マクセル<6810>(東1)が高値圏で値を保ち、スミダコーポレーション<6817>(東1)は一段ジリ高。ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東2)は増額修正も好感されてストップ高。エイジア<2352>(東マ)は29日に発表の予定で期待が強く急伸。テックファーム<3625>(JQG)はカジノ法案への期待などが言われて一段高。

 東証1部の出来高概算は増加して31億8874万株(前引けは8億6291万株)、売買代金は3兆2967億円(同1兆258億円)。1部上場1971銘柄のうち、値上がり銘柄数は1241(同536)銘柄、値下がり銘柄数は604(1301)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、証券・商品先物、保険、ガラス・土石、陸運、その他金融、金属製品、サービス、空運、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る