パイプドHDの子会社、ペーパレススタジオジャパンは「ArchiSymphony」をフルリニューアル

■新サービス「設計BIMデータ積算サービス」及び「建材調達サービス」を提供開始

 パイプドHD<3919>(東1)の子会社、ペーパレススタジオジャパンは、29日から建築情報最適化サービス「ArchiSymphony(アーキシンフォニー)」をフルリニューアルし、新サービス「設計BIMデータ積算サービス」及び「建材調達サービス」を提供開始した。

 「ArchiSymphony」は、低価格かつ高品質な「BIMパーツ作成サービス」にとどまらず、最適なBIMパーツを開発、作成する「BIMパーツオリジナルライブラリ構築サービス」や、確認申請に必要な図面化のためのBIMテンプレートや設計データの入力代行、設計一部自動化など設計全般にわたる「BIM設計支援サービス」も提供している。

 今回のリニューアルでは、これまで「ArchiSymphony」が提供してきたドラッグ&ドロップし配置するだけで平面図や断面図などの各種設計書類に反映されるBIMパーツデータにより、設計の効率化を図ることにとどまらず、オプションメニューとして、高精度な積算を実現する「設計BIMデータ積算サービス」、さらに、BIM設計データをもとに建材調達や集中購買をサポートする「建材調達サービス」を提供し、積算・調達管理ソリューションへ進化する。

 「設計BIMデータ積算サービス」は、設計BIMデータに埋め込まれた独自コードを、「ArchiSymphony」上で自動解析することにより、その設計で使用された建材や家具などを商材データベースと照合し自動積算、さらには見積り表示まで自動で実現する。

 「建材調達サービス」は、BIM設計データをもとに、プレカット連動や造作家具製作など、建材調達を支援する。企画型商品や多店舗展開における共通部材など、設計前にBIMパーツを整備することにより建材の集中購買が可能となり、作業省力化と購買コスト削減の両立が期待できる。

 「ArchiSymphony」は、設計の初期段階から、部材の受発注/調達、設計管理/施工管理から部材レベルでの責任管理、ファシリティマネジメント、アセットマネジメント等まで、建築生産プロセス全体をカバーするクラウドサービスを目指している。

 今回のリニューアルを通じて、積算、ひいては購買の一部に対応しはじめたように、今後は、施工管理やファシリティマネジメントへの対応を視野に入れ、より建築情報を最適化できるようサービスを拡充する予定。

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