【業績でみる株価】福島工業の17年3月期第1四半期は2桁増収・営業増益、好業績評価して上値追い

 福島工業<6420>(東1)が8月2日発表した17年3月期第1四半期連結業績は2桁増収・営業増益だった。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値追いの展開だろう。

■主力製品が総じて好調、通期減収減益予想据え置きだが上振れ余地

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比16.1%増収、15.2%営業増益、2.4%経常増益、41.8%最終増益だった。営業外で為替差損益が悪化したため経常利益の伸びは小幅だが、2桁増収・営業増益だった。

 ファーストフード、コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストア向けに、汎用業務用冷凍冷蔵庫、製氷機、ブラストチラー、冷凍冷蔵ショーケース、大型食品加工機、大型・小型パネル冷蔵設備など、主力製品の販売が総じて好調に推移した。コンビニ向けメンテナンスも増加した。売上総利益率は26.0%で同0.1ポイント上昇した。

 通期減収減益予想を据え置いたが、第1四半期の進捗率は売上高25.7%、営業利益26.1%、経常利益24.0%、純利益36.1%と順調な水準である。上振れ余地がありそうだ。

■株価は好業績を評価して上値追い

 株価は7月27日に上場来高値となる3735円まで上伸した。今期予想連結PERは16倍近辺で割高感はない。好業績を評価して上値追いの展開だろう。

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