【業績でみる株価】ニッピの17年3月期第1四半期は大幅増益で通期増額期待

 ニッピ<7932>(JQ)が8月3日発表した17年3月期第1四半期連結業績は大幅増益だった。利益進捗率が高水準で通期利益予想に増額期待が高まる。株価は安値圏だが、第1四半期の高進捗率を好感する動きを強めそうだ。

■原材料価格下落などで第1四半期大幅増益、通期利益増額期待

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比8.2%減収、86.8%営業増益、59.1%経常増益、88.0%最終増益だった。有機穀物が米国港湾ストの影響で前年同期に出荷が集中した反動も影響して減収だが、原材料・燃料価格などの下落メリットで大幅増益だった。

 通期会社予想を据え置いたが、第1四半期の進捗率は売上高23.1%、営業利益38.4%、経常利益41.0%、純利益43.2%である。利益進捗率が高水準のため通期利益予想に増額期待が高まる。

■株価は第1四半期の高進捗率を好感の可能性

 株価は安値圏650円~700円近辺で推移しているが、第1四半期の高進捗率を好感する動きを強めそうだ。26週移動平均線を突破すれば出直り本格化が期待される。

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