【業績でみる株価】丸大食品の17年3月期第1四半期は大幅増益で通期増額期待

 丸大食品<2288>(東1)が8月3日発表した17年3月期第1四半期連結業績は大幅増益となり、通期予想に増額期待が高まる。株価は年初来高値圏である。500円近辺のフシを突破すれば一段高の可能性があるだろう。

■原材料価格下落などで第1四半期大幅増益、通期増額期待

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比0.5%増収、53.7%営業増益、54.4%経常増益、61.5%最終増益だった。加工食品事業ではハム・ソーセージが伸び悩んだが、調理加工品が伸長した。利益面では加工食品事業でコスト削減や原材料・エネルギーコストの低下、食肉事業で輸入冷凍牛肉の収益改善が寄与した。

 通期会社予想を据え置いたが、第1四半期の進捗率は売上高24.0%、営業利益37.4%、経常利益36.8%、純利益39.1%である。利益進捗率が高水準のため通期予想に増額期待が高まる。

■株価は年初来高値圏、フシ突破すれば一段高の可能性

 株価は年初来高値圏の400円台後半で堅調に推移している。500円近辺のフシを突破すれば一段高の可能性があるだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る