【注目銘柄】アズマハウスはミニゴールデンクロスを示現、今3月期第1四半期大幅増益

注目銘柄

■配当利回り妙味も増す

 アズマハウス<3293>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。今3月期第1四半期大幅増益で、配当利回り妙味も増す銘柄として注目したい。

 同社は、和歌山を地盤に不動産・建設事業(分譲土地販売、分譲住宅施工販売、分譲マンション販売、建売住宅販売、注文建築、リフォーム、不動産売買、不動産仲介ほか)、不動産賃貸事業(賃貸経営、賃貸管理、賃貸仲介、介護事業)、土地有効活用事業(資産運用提案型賃貸住宅建築、建売賃貸住宅販売)、ホテル事業(ビジネスホテル、飲食店)を運営。既存事業の深耕、マーケットエリア拡大、多角化推進の3つの基本戦略を経営方針として、事業を安定的に拡大させることで着実な成長を図るとともに事業環境の変化等に順応できる 柔軟性のある経営を引き続き維持し、安定的な利益確保に注力している。

 今2017年3月期第1四半期において、不動産・建設事業では、土地分譲60件、建物販売45件、中古住宅販売10件を販売。不動産賃貸事業では、居住用物件911件、テナントその他物件233件を保有し、賃貸経営、賃貸管理及び賃貸仲介を行った。土地有効活用事業では、収益物件販売2件、建売賃貸物件販売4件を販売。ホテル事業では、3箇所のビジネスホテル、3箇所の飲食店を運営。

 8月10日に大引け後に発表した今17年3月期第1四半期業績実績は、売上高が25億6700万円(前年同期比5.1%増)、営業利益が2億9000万円(同98.6%増)、経常利益が3億5900万円(同81.4%増)、純利益が2億4300万円(同82.7%増)に着地。

 通期業績予想は、売上高が115億円(前期比5.2%増)、営業利益が12億4900万円(同4.7%増)、経常利益が12億4600万円(同5.0%増)、純利益が8億0900万円(同3.6%増)を見込んでいる。配当予想は期末一括70円継続を予定している。

 株価は、1月5日の年初来高値1635円から6月24日に上場来安値1451円まで調整。その後、1480円どころを下値にモミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現。出直る気配を見せている。和歌地盤でマーケットエリア拡大に対する期待感がある。足元の業績は第1四半期で純利益は第2四半期計画に対する進捗率が78.4%と順調に推移。今期予想PER7倍台・PBR0.49倍と割安感があるほか、配当利回り4.6%と利回り妙味も増す。株価は、底値圏にあり中長期狙いで買い妙味は膨らみそうだ。(N)

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