【話題】熊本地震でアールシーコアのログハウスが全半壊ゼロだったことが判明

■問題なしが69%、簡単な補修の必要なレベルの被害が31%

 ログハウスの大手アールシーコア<7837>(JQS・売買単位100株)によると、2016年4月に発生した熊本地震の対象エリアに建つ同社の建物124件のうち、全壊・半壊は全くなくゼロ件となり、一部損壊(建具ラッチの破損やコーキングの切れなど簡単な補修レベルで修繕できる被害)が39件(31.4%)、問題なしが85件(68.6%)だった。

 同社は「BESS」ブランドで高級ログハウスを展開。熊本地震で被害の大きかった西原村、益城町などに建つBESS住宅を調査した結果、構造耐力上の主要部分であるログ壁における残留変形などの被害はほとんどなかった。

 熊本地震では、余震が繰り返し何度も波状的に発生した点が特徴だったが、被災地では同社のログハウスを避難所にしたケースもあったという。ログハウス独特の仕様が地震に対して優れた特性となっていることが再認識された形になった。

 株価は19日10時現在946円(前日比変わらず)で推移。今朝は、趣味用に庭に置いたり、農業体験の拠点として使えるログハウス(床面積約6畳:10平方メートル弱)を10月に発売すると伝えられている。大人2人で自作すると約1週間で建つという。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る