住友化学は田中化学研究所の子会社化など好感し戻り高値を連日更新

株式市場 銘柄

■四半期決算発表後の下げを完全に回復し期待先行相場に移行の見方

 住友化学<4005>(東1・売買単位千株)は9月1日、4日続伸基調の始まりとなり、10時を過ぎては488円(14円高)前後で推移して戻り高値を連日更新している。このところは化学株の水準訂正の動きに乗って強基調だが、8月31日の取引終了後、二次電池用正極材料の製造・販売を行う田中化学研究所<4080>(JQS・売買単位100株)の子会社化を発表。期待が広がった。田中化学研究所は買い気配のままストップ高となっている。

 住友化学は、7月末の第1四半期決算の発表を受けて、一時460円前後から400円まで下押した。だが、このところの続伸ジリ高によって下押す前の水準を完全に回復。当面の業績同行は織り込み終え、先々への期待が先行する相場に移行したと見ることができるようだ。

 発表によると、住友化学は田中化学研究所の株式を第三者割当増資によって引受け、持株比率が50.1%になる。第三者割当増資の発行価格は1株626円。田中化学研究所の上場は継続する。田中化学研究所は買い気配のままストップ高となっている。

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