出光興産が審査の都合で昭和シェル石油の株式取得を再度延期

株式市場 銘柄

■公取委の企業結合審査が継続中だが統合日程は変更なしと発表

 出光興産<5019>(東1・売買単位100株)は7日11時30分、ロイヤル・ダッチ・シェルグループからの昭和シェル石油<5002>(東1)の株式取得を再度延期すると発表した。

 発表によると、出光興産は、昭和シェル石油との経営統合に向けてロイヤル・ダッチ・シェルの子会社との間で昭和シェル石油株式会社の株式1億2526万1200株(議決権比率33.3%)を取得する旨の株式譲渡契約を締結しているが、取得の前提となる公正取引委員会の企業結合審査が6月17日付での発表に続き継続中であるため、再度延期することになった。ただ、経営統合のスケジュールについては、引き続き平成29年4月1日の統合会社発足を予定しており、変更はないとした。

 7日前場の出光興産の株価は1981円(49円高)まで上げて4日続伸基調となった。また、昭和シェル石油の株価は908円(14円高)まで上げて4日続伸基調となった。

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