【業績でみる株価】鎌倉新書は戻り歩調で4月高値目指す、17年1月期第2四半期累計は大幅増収増益

■好業績を評価して4月の上場来高値5070円を目指す展開

 鎌倉新書<6184>(東マ)は9日、4060円の370円まで上げて急反発している。9月8日発表した17年1月期第2四半期累計(2~7月)の非連結業績は計画超の大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想で上振れ余地がありそうだ。株価は8月の直近安値圏から切り返して戻り歩調だ。好業績を評価して4月の上場来高値を目指す展開だろう。なお10月1日付で株式4分割を予定(8月12日公表)している。

 17年1月期第2四半期累計の非連結業績は、売上高が前年同期比17.3%増の6億41百万円となり、営業利益が同51.1%増の1億59百万円、経常利益が同52.1%増の1億56百万円、純利益が同61.5%増の99百万円だった。WEBサービスの大幅伸長が牽引した。お墓、葬祭、仏壇とも大幅伸長した。

 通期予想は据え置いた。第2四半期累計の進捗率は売上高48.8%、営業利益49.7%、経常利益49.5%、純利益52.1%と概ね順調な水準である。単価下落リスクを考慮して通期予想を据え置いたが、第2四半期累計が計画超であり、通期も上振れ余地がありそうだ。

 株価は株式4分割発表を好感して8月上旬の直近安値圏2500円近辺から切り返し、9月7日には3800円近辺まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。戻り歩調の形だ。好業績を評価して4月の上場来高値5070円を目指す展開だろう。

 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る