カナモトの第3四半期は増収ながら減益

■減益の要因は、レンタル資産の投資増強により減価償却費の増加によるもの

 建機レンタルで業界トップのカナモト<9678>(東1)の第3四半期は、増収ながら減益となった。

 建機レンタルの需要は、東北の復興、東京オリンピック関連の工事など底堅いものがあるが、レンタル資産の投資増強による減価償却費の増加により減益となった。

 第3四半期連結業績は、売上高1034億22百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益105億76百万円(同15.4%減)、経常利益100億49百万円(同19.9%減)、純利益58億89百万円(同21.5%減)であった。

 増益となっているように、レンタル機械の需要は増加しているといえる。また、減益の要因が、レンタル資産の投資増強による減価償却費の増加によるものであることから、当社は、今後更にレンタル建機の需要拡大が見込まれると予測しているものと思われる。従って、来期以降の増収増益が期待できる。

 株価チャートを見ると、7月8日に1,841円と底値を確認した後、反発に転じ、25日平均移動線を上回ってきている。

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