【材料でみる株価】上村工業は自己株式取得評価して切り返し、基調転換の可能性

 上村工業<4966>(東2)は23日、135円高(3.05%高)の4560円まで上げて、変わらずをはさんで3日続伸している。株価は9月9日発表した自己株式取得を好感して切り返す動きだ。

 9月9日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限12万株(自己株式除く発行済株式総数に対する割合1.32%)で、取得価額総額の上限は5億円、取得期間は16年9月15日~16年12月30日としている。

 業績面で見ると、17年3月期第1四半期(4~6月)は前年同期比15.8%減収、7.1%営業減益、17.3%経常減益、21.4%最終増益だった。純利益は税金費用の減少で増益だったが、ハイエンドスマートフォンの生産調整や新興国経済の影響で、主力の表面処理用資材事業(プリント基板用・パッケージ基板用めっき薬品、ハードディスク用めっき薬品など)が低調だった。

 ただし通期はカーエレクトロニクス分野への拡販も推進して、前期比4.7%減収ながら、4.9%営業増益、5.4%経常増益、6.6%最終減益予想としている。

 株価の動きを見ると、9月1日の年初来安値3970円から切り返しの動きを強めている。9月9日発表の自己株式取得も好感して9月20日には4645円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて、戻りを押さえていた26週移動平均線突破の動きを強めている。4000円近辺の下値支持線を確認して基調転換した可能性があり、戻りを試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
  2. ■TOYOTA GAZOO Racing、4L V8ツインターボ搭載の新型「GR GT」発表  ト…
  3. ■音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」(iPhone・Android対応)  LIN…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る