【注目銘柄】レックは年初来高値圏モミ合いから上放れの動き、17年3月期利益予想に再増額余地

注目銘柄

 レック<7874>(東1)に注目したい。株価は年初来高値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めてきた。17年3月期通期利益予想は再増額余地があり、好業績を評価して上値追いの展開となりそうだ。

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比20.5%増収、3.2倍営業増益、58.6%経常増益、2.8倍最終増益だった。サニタリー用品、清掃用品、キッチン用品、ベビー・キッズ用品などが好調に推移し、新規調達ルート開拓による調達品コストダウン、グループ内工場改廃による生産性向上、連結子会社の連結除外に伴う特別利益計上も寄与した。

 そして第2四半期累計予想、通期予想とも営業利益を3億70百万円、経常利益を3億20百万円、純利益を4億円増額修正した。通期予想は第2四半期累計の増額分を上乗せした形で、前期比10.3%増収、83.2%営業増益、2.1倍経常増益、75.4%最終増益としている。

 修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.5%、営業利益が40.5%、経常利益が31.0%、純利益が35.8%である。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想は再増額余地があるだろう。

 株価の動きを見ると、8月25日の年初来高値2199円まで上伸し、その後は2100円近辺でモミ合う形だったが、9月21日は2180円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めてきた。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値追いの展開となりそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る