【株式市場】米テレビ討論会でクリントン氏優勢とされて米S&P500など上げ日経平均も後場は高く3日ぶり反発

株式

◆日経平均の前引けは1万6683円93銭(139円37銭高)、TOPIXは1349.22ポイント(13.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億3921万株

チャート15 9月27日後場の東京株式市場は、米国の大統領候補のテレビ討論会でクリントン氏が優勢とされて米国の夜間取引でS&P500先物などが高いと伝えられ、日経平均やTOPIXの先物も次第に堅調転換して一段ジリ高基調になり、主力株にも買い安心感が広がった。円相場も軟調になり、住友金属鉱山<5713>(東1)は6%近く上げて戻り高値。9月期末配当の権利付最終日とあって、日経平均は本日の高値で引けて3日ぶりの反発となった。主な株価指数もそろって高い。

 後場は、東芝<6502>(東1)が大手証券の投資判断を好感して一段ジリ高となり、富士機工<7260>(東1)は日産・ルノー連合の自動運転の分野での提携などが好感されて急伸。ネポン<7985>(東2)は災害特需やロシア経済関連妙味などが言われてストップ高。エディア<3935>(東マ)は新作ゲームの配信時期を明らかにしたとされて急伸し、ビーマップ<4316>(JQG)JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東1)との提携などが好感されてストップ高。

【新規上場の2銘柄は買い気配続く】

 シルバーエッグ・テクノロジー<3961>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限に達し、公開価格900円の2.3倍の2070円の買い気配。

 チェンジ<3962>(東マ・売買単位100株)も買い気配のまま前後場とも初値がつかず、本日の気配値上限価格に達し、公開価格1200円の2.3倍の2760円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は22億3921万株(前引けは10億5275万株)、売買代金は2兆2946億円(同1兆78億円)。1部上場1977銘柄のうち、値上がり銘柄数は1557(同587)銘柄、値下がり銘柄数は315(同1241)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、水産・農林、電力・ガス、食料品、医薬品、化学、海運、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る