【株式市場】円の軟化など好感し日経平均は昨日の下げを取り返し新規上場のシンクロ・フードは好発進

株式

◆日経平均の終値は1万6693円71銭(228円31銭高)、TOPIXは1343.25ポイント(12.48ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億6092万株

チャート15 9月29日後場の東京株式市場は、円相場が対ユーロで104円台に入り、昨日夕方の112円台から円安基調が強まったため、ファナック<6954>(東1)などが一段ジリ高基調となり、日経平均も上げ幅を広げて14時30分頃に291円03銭高(1万6756円43銭)まで上げた。昨日の218円安を取り戻して大幅反発となった。主な株価指数はそろって高い。

 後場は、JFEホールディングス<5411>(東1)などの鉄鋼株が一段と強含み、住友金属鉱山<5713>(東1)は高値を更新したまま強調推移。原油減産の期待などから引き続き石油株も高い。オーイズミ<6428>(東1)などのカジノ関連株が国会での審議などに期待する形で動意づき、上場3日目のシルバーエッグ・テクノロジー<3961>(東マ)チェンジ<3962>(東マ)はそろってストップ高。平山<7781>(JQS)夢真ホールディングス<2362>(JQS)による日本サード・パーティ<2488>(JQS)へのTOB(株式公開買付)が思惑視されて高い。

 本日上場のシンクロ・フード<3963>(東マ・売買単位100株)は10時15分に公開価格2100円を41%上回る2970円で初値がつき、後場3450円まで上げて大引けは3075円となった。

 東証1部の出来高概算は17億6092万株(前引けは8億4628万株)、売買代金は1兆8789億円(同8536億円)。1部上場1978銘柄のうち、値上がり銘柄数は1370(同1268)銘柄、値下がり銘柄数は521(同601)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、鉄鋼、石油・石炭、非鉄金属、証券・商品先物、その他金融、機械、卸売り、金属製品、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る