【チャートでみる株価】オークファンは底打ちから基調転換を確認して戻り試す

■月足チャートで見ると大底を打った形

 オークファン<3674>(東マ)に注目したい。株価は戻り歩調の展開で6月の年初来高値に接近してきた。IPO直後の13年6月高値から反落して大幅に水準を切り下げたが、底打ちから基調転換を確認して戻りを試す展開が期待される。

 16年9月期の連結業績予想は前期比70.3%増収、同77.6%営業増益、同84.2%経常増益、同50.0%最終増益としている。ネットオークション関連の好調に加えて、M&A効果も寄与する。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高73.4%、営業利益88.1%、経常利益88.1%、純利益99.3%と高水準だった。通期予想に増額の可能性がありそうだ。

 株価は6月中旬~8月上旬の直近安値圏1000円近辺での調整が一巡して戻り歩調の展開だ。9月28日には1520円まで上伸して6月の年初来高値1570円に接近してきた。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。

 また月足チャートで見ると、IPO直後の13年6月高値6470円から急反落し、その後の調整局面で大幅に水準を切り下げたが、16年2月の上場来安値521円で大底を打った形だ。9ヶ月移動平均線が24ヶ月移動平均線を上抜き、底打ちから基調転換を確認して戻りを試す展開が期待される。

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