【チャートでみる株価】オプティムは戻り歩調で5月高値目指す、17年3月期第1四半期が高進捗率で通期増額余地

■IoT/M2M関連や農業IT関連のテーマ性も注目点

 オプティム<3694>(東1)に注目したい。株価は8月の直近安値から切り返して戻り歩調だ。17年3月期通期業績予想に増額余地があり、IoT/M2M関連や農業IT関連のテーマ性も注目点となる。

 業績は好調だ。17年3月期第1四半期の非連結業績が前年同期比35.6%増収、84.9%営業増益、85.0%経常増益、91.5%最終増益となり、通期予想に対する進捗率は売上高24.9%、営業利益33.1%、経常利益33.1%、純利益31.1%と高水準である。通期増額余地がありそうだ。法人向けIoTプラットフォームサービスやリモートマネジメントサービスが伸長する。農業IT分野では自動運転「アグリドローン」を発表している。

 株価は8月の直近安値4005円から切り返して戻り歩調の展開だ。9月29日には5180円まで上伸した。日足チャートで見ると25日移動平均線が上向きに転じ、週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。基調転換を確認した形であり、5月の年初来高値5750円を試す展開だろう。これを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る