森下仁丹は腸溶性シームレスカプセルの特許など好感し急伸

株式市場 銘柄

■カプセル中の含有量を飛躍的に向上させることが可能に

 森下仁丹<4524>(東2・売買単位100株)は3日、急伸となり、11時にかけて568円(26円高)まで上げて6月中旬以来の560円台回復となった。9月30日付で、ビフィズス菌を高含有する腸溶性シームレスカプセルについての特許権取得を発表。期待が広がった。

 発表を抜粋すると、同社は、独自技術であるシームレスカプセル技術を用いて、胃酸に弱いビフィズス菌や乳酸菌を腸溶性のシームレスカプセルに封入し、プロバイオティクスサプリメントとして長年販売を行っている。今回特許を取得した技術は、カプセル中の菌粉末含有量を飛躍的に向上させることを可能にするもので、サプリメントとして摂取する際のカプセルの量を減らすことが可能となり、飲みやすさの改善や少量のカプセルで効果が得られる商品の開発など、商品開発の応用範囲の更なる拡充が期待されるという。

 株価はPER30倍台後半になるが、業績が回復・拡大傾向のため、ひところに比べて好材料への反応が一過性で終わらずに持続しやすくなってきたとの見方が出ている。

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