【業績でみる株価】ジャステックの16年11月期第3四半期累計は2桁営業増益、通期予想に増額余地

 ジャステック<9717>(東1)は4日、8円高の1098円まで上げて続伸し、年初来高値を更新した。10月3日発表した16年11月期第3四半期累計(12~8月)の連結業績は2桁営業増益だった。通期予想は据え置いたが増額余地がありそうだ。株価は年初来高値を更新した。さらに15年高値を目指す展開だろう。

 16年11月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比16.1%増の124億15百万円、営業利益が同18.8%増の15億15百万円、経常利益が同11.7%増の16億30百万円、そして純利益が同59.3%減の9億80百万円だった。純利益は前年同期の連結子会社解散に伴う繰延税金資産計上が一巡して減益だが、ソフトウェア開発事業が好調に推移し、システム販売事業の再編に伴う営業損失の削減も寄与して2桁営業増益だった。

 通期予想は据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高が78.6%、営業利益が81.1%、経常利益が80.5%、純利益が78.8%と高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。

 株価は戻り歩調の展開だ。そして4日は8円高の1098円まで上げて続伸し、年初来高値を更新した。好業績を評価して、さらに15年7月高値1238円を目指す展開だろう。

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