【話題株】富士通が急伸!パソコン事業の譲渡観測に「決定ではない」としたが思惑広がる

富士通 6702

■信用売り残が買い残を上回り買い戻しが始まれば株高を助長する要因に

 富士通<6702>(東1・売買単位千株)は6日、戻り高値を更新する始まりとなり、取引開始後に584.7円(46.5円高)まで上げて年初来の高値614.4円(1月)に迫る始まりとなった。5日付で、中国のスマートシティソリューションを提供する国有大手企業の上海儀電(集団)有限公司(本社:中国・上海市、董事長:王強、以下INESA)との協業を発表。6日には「中国レノボ・グループは富士通のパソコン事業を傘下に収める方針を固めた」(日本経済新聞6日付朝刊)などと伝えられ、材料視されている。

 パソコン事業譲渡の報道については、6日朝、東証IR開示で「本件を含めて様々な可能性を検討しているが、決定したものではない」などと発表したが、火の無いところに煙はたたないとして注視する向きが少なくない。

 信用売り残が300万株を超えており、買い残の200万株を上回るため、買い戻しが始まれば株高助長要因として無視できないとの見方がある。

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