さくらインターネットの第3四半期は増収大幅増益、通期業績予想を増額修正

■VPS・クラウドサービスを中心に順調に推移

 さくらインターネット<3778>(東マ)の第3四半期非連結業績は増収大幅増益となった。また併せて、15年3月期の通期業績予想を増額修正した。

 15年3月期第3四半期非連結業績の売上高はVPS・クラウドサービスを中心に順調に推移し、78億1400万円(前年同期比4.4%増)となった。利益面では売上高の増加に加えて、前第3四半期に発生した都内データセンターの一部縮小に伴う賃料の減少などにより、営業利益は7億300万円(同34.1%増)、経常利益は6億2700万円(同38.0%増)、四半期純利益は3億9400万円(同60.6%増)と増収大幅増益で着地した。

 また、併せて今期通期業績予想を増額修正した。売上高は当初予想を5000万円上回る105億万円(前期比4.5%増)、営業利益は同2億1000万円上回る9億円(同22.1%増)、経常利益は同2億5000万円上回る8億円(同26.2%増)、純利益は同1億5000万円上回る4億8000万円(同35.8%増)と各利益とも増益に転じる見通し。

 VPS・クラウドサービスを中心に売上高が順調に推移。運用改善等による電力費増加の抑制、投資時期の見直し、機材共通化など効率的な投資の実施でリース料や減価償却費が想定を下回った。

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