吉野家ホールディングスが戻り高値を更新

吉野家ホールディングス 9861

■第2四半期の減益は積極出店の先行費用などとみられ織り込み済みの様子

 吉野家ホールディングス<9861>(東1・売買単位100株)は11日の後場もジリ高基調を続け、15時にかけて1490円(49円高)まで上昇。大引けもこの値で高値引けとなった。前週末売買日の7日に発表した第2四半期の連結決算(2016年3~8月累計)は営業・経常利益とも前年同期比21%減となったが、主因としては、うどん「はなまる」や「海鮮三崎港」などでの積極出店にともなう先行費用などとみられ、織り込み済みの様子があった。

 株価は8月中旬の高値を抜き、年初来の高値に次いで戻り高値を更新した。信用売り残が多く、買い残の4倍近くに達しているため、買い戻しが始まった場合は株高助長要因として無視できないとの見方がある。

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