イワキの第3四半期は、医薬・FC事業が好調に推移し、黒字転換

■第3四半期の利益率が大幅に改善

 13日引け後発表されたイワキ<8095>(東1)の第3四半期は、医薬・FC事業が好調に推移し、黒字転換となった。

 今期16年11月期第3四半期は、売上高407億06百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益6億39百万円(同17.4%増)、経常利益6億75百万円(同2.7%増)、純利益2億87百万円(前年同期△78百万円)となった。

 医薬・FC事業は、売上高157億35百万円(同10.4%増)、営業利益9億60百万円(同25.7%増)と好調であったことから、他の3事業の低迷をカバーした。

 四半期毎の売上高、営業利益を比較すると、第1四半期(12月から2月)127億53百万円、1億61百万円、第2四半期(3月から5月)140億91百万円、1億70百万円、第3四半期(6月から8月)138億64百万円、3億08百万円となっている。第3四半期の利益率が大幅に改善していることが分かる。

 通期連結業績予想は、増収大幅増益で黒字転換を見込んでいるが、第3四半期に利益率が大幅に改善したことで、通期予想の達成は1歩近づいたといえる。

 ちなみに、今期通期連結業績予想は、売上高560億円(前期比1.0%増)、営業利益8億50百万円(同51.9%増)、経常利益9億円(同29.6%増)、純利益4億50百万円(前期△1億43百万円)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る