【注目銘柄】Gunosyは好業績を評価して一時ストップ高

注目銘柄

■17年5月期第1四半期大幅増収増益

 Gunosy<6047>(東マ)に注目したい。17日の株価は150円高の1078円と一時ストップ高した。10月14日発表した17年5月期第1四半期(6~8月)連結業績は実質的に大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。さらに増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■通期も大幅増収増益予想で増額余地

 17年5月期第1四半期の連結業績は、売上高が16億80百万円、営業利益が2億45百万円、経常利益が2億44百万円、純利益が2億51百万円だった。前年同期の個別業績との比較で見ると91%増収、5.1倍営業増益、5.0倍経常増益、5.5倍最終増益となり、実質的に大幅増収増益だった。また四半期別に見ても4四半期連続増収増益だった。

 Gunosy Ads売上高はアクティブユーザー数の順調な積み上がり、ADNW売上高は外部メディアパートナーとの取り組み効果により伸長した。国内累計DL(ダウンロード)数は「グノシー」に加えて、KDDIとの共同事業「ニュースパス」リリース(16年6月)により、15年5月期末比182万DL増加の1618DLとなった。稼働広告主数は同113社増加の1211社となった。アドネットワーク稼働提携メディア数は同67メディア増加の603メディアとなった。

 通期の連結業績予想は前回予想(公表)を据え置き、売上高が前期比41.5%増の65億06百万円、営業利益が同53.7%増の8億64百万円、経常利益が同52.7%増の8億65百万円、純利益が同24.1%増の7億51百万円としている。通期予想に対する第1四半期進捗率は売上高25.8%、営業利益28.4%、経常利益28.2%、純利益33.4%と高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。

 株価は戻り高値圏900円近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると上向きに転じた26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。17日の株価は150円高の1078円と一時ストップ高した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る