【株式市場】材料株など強いが日経平均は上値重く新規上場株は底堅い

株式

◆日経平均の終値は1万6900円12銭(43円75銭高)、TOPIXは1352.56ポイント(5.37ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億2703万株

チャート5 10月17日後場の東京株式市場は、米国時間の17日にIBMやバンクオブアメリカなどの決算発表が予定され、相場への影響が出る可能性があるとされて模様ながめ気分が台頭。日経平均は50円高の1万6900円をはさんで小動きに陥った。主な株価指数では、前場軟調だった東証マザーズ指数も堅調になり総じて高い。

 引き続き好業績株や材料株の個別物色となり、13時のマンション販売動向の発表を受けて住友不動産販売<8870>(東1)など不動産株の一角が一段高。新潟県知事選の結果を受けて石炭の三井松島産業<1518>(東1)が上げ、古野電気<6814>(東1)は14日発表の第2四半期業績などが好感されて一段ジリ高。パイプドHD<3919>(東1)は衆議院の解散風などが思惑視され一段ジリ高。クラウドワークス<3900>(東マ)は個人同士の新マーケットプレイスサイト「WoWme」(ワオミー)などが言われて一段高。

 17日新規上場のマーキュリアインベストメント<7190>(東2・売買単位100株)は9時6分に公開価格1450円を4%下回る1390円で初値がついた。高値は前場の1539円、安値は後場の1362円、終値は1395円だった。

 東証1部の出来高概算は15億2703万株(前引けは7億8467万株)、売買代金は1兆6333億円(同7533億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1204(同1017)銘柄、値下がり銘柄数は624(同807)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、鉄鋼、不動産、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器、金属製品、証券・商品先物、空運、などとなった。

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