農業総合研究所は紀陽銀行との提携など好感し値上がり率4位

株式市場 銘柄

■登録する農業生産者や直売所の拡大続く

 農業総合研究所<3541>(東マ・売買単位100株)は19日の後場、8%高の5470円(410円高)で始まり、東証マザーズ銘柄の値上がり率4位。前場に続いて大きく出直っている。18日付で、農業関連事業者の事業発展に寄与することなどを目的に紀陽銀行<8370>(東1)と地方創生に向けた連携協力に関する協定に合意と発表。好感されている。

 農家の直売事業を新たな流通形態によって支援し、2016年6月に上場。10月12日に上場後初の決算(2016年8月期)を発表し、登録する農業生産者5765名(前期比1043名増加)が全国57ヵ所の拠点に集荷した生鮮野菜や果物を各々近在のスーパーマーケットや小売店に設置した直売コーナー680ヵ所(同209ヵ所増加)で販売。売上高は前期比35.2%増加して11億9500万円となり、営業利益は同3.5倍の1億5600万円となった。

 今期・17年8月期の業績見通しは、売上高が前期比30.6%増の15億6100万円、営業利益は同8.6%増の1億7032万円、純利益は同1.9%増の1億950万円とし、予想1株利益は52円26銭。過去最高を連続更新する。

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