オープンドアは業績見通しの減額安を奪回して戻り高値

株式市場 銘柄

■広告宣伝費を追加計上を評価し直す動き強まる

 格安旅行サイトなどのオープンドア<3926>(東マ・売買単位100株)は20日、続伸の戻り高値更新となり、10時を過ぎて3155円(105円高)まで上げて7月下旬以来の水準に進んだ。17日に業績見通しの下方修正を発表し、翌18日は2%安の2893円と下げたが、その翌19日に急反発となって発表前の水準を回復。地合いの強さを見直す形になった。

 10月17日に2017年3月通期の連結業績予想のうち営業・経常・純利益を従来予想比で各々20%減額し、新たな予想1株利益は53円82銭とした。ただ、減額の要因は、第4四半期にテレビCMなどの実施を決定し広告宣伝費を追加計上するためで、旅行サイト「トラベルコちゃん」は旅行商品に限らず、ビジネス旅行のニーズにも対応できる幅広い商品ジャンル(ホテル、航空券、ダイナミックパッケージなど)をカバーする点で広告宣伝効果は高いとの見方がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る