フォーカスシステムズは金融機関のサイバー訓練など材料に出直り強める

株式市場 銘柄

■「三角もち合い」形成しチャート重視派にとっては絶妙な狙い目と

 フォーカスシステムズ<4662>(東1・売買単位100株)は21日、出直りを強めて始まり、10時にかけて559円(33円高)まで上昇。値上がり率は6%程度だが、東証1部銘柄の値上がり率上位5位前後に顔を出して注目された。会社発表のIRニュースは特段出ておらず、「サイバー対策で金融機関が訓練、金融庁」「日本取引所グループは(中略)遠隔運用の専用端末やネットワーク設備を新設し(中略)大規模災害が起きても24時間以内に取引を再開できる体制を整える」(21日付日本経済新聞朝刊)などと伝えられ、連想買いを呼んだとの見方が出ている。

 ちょうどチャート妙味が強まっていたとの見方もある。10月に入っての値動きを見ると、もみ合いの上値と下値の幅が次第に縮小する「三角もち合い」「ペナントフラッグ」(三角旗)の形状になってきた。もみ合いの縮小が頂点に達すると大きく動き出すことがあるとされ、チャート重視派にとっては絶妙な狙い目に差し掛かっていたという。

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