【編集長の視点】ダイユーリックHDは最高値肉薄、経営統合後の今期業績予想を見直して直近割安IPO株買い再燃

編集長の視点

 ダイユー・リックホールディングス<3546>(東1)は、7円高の628円と反発して始まり、今年10月12日につけた上場来高値633円に肉薄している。同社株は、今年9月1日に共同株式移転方法によりダイユーエイトとリックコーポレーションの完全親会社として設立され、東証第1部に新規上場(IPO)されたばかりだが、経営統合後の初決算となる今2017年2月期予想業績と期末配当、さらに株主優待制度の導入を10月7日に発表しており、この業績予想を見直して割安顕著として直近IPO株買いが再燃している。

■統合効果で1株利益は高水準、実質高配当に株主優待制度も導入

 今2017年2月期業績は、経営統合後の初決算となるため前期比較はないが、売り上げ630億円、営業利益16億円、経常利益16億5000万円、純利益9億円と予想され、これによる1株利益は59.31円と高水準となる。同じホームセンターとして福島県を地盤とするダイユーエイトと岡山県を地盤とするリックコーポレーションが経営統合し、共同持株会社設立に際しては、ダイユーエイトを取得企業として企業結合会計を行っているため、取得企業のダイユーエイトの今2月期(2016年2月21日~2017年2月28日)の連結業績予想に、被取得企業のリックコーポレーションの2016年9月1日~2017年2月28日までの連結予想業績を連結して予想している。

 今2月期の期末配当は13円を予想しており、来期以降は中間配当も予定しており、ダイユーエイトは、今期中間配当として13円を実施しただけに、実質の年間配当は26円と高水準となる。また、同社株式の投資魅力を高め中長期保有の株主の増加を図る目的で株式優待制度を導入し、来年2月末を基準日に100株以上保有の株主に1000円分のJCBギフト券を贈呈するなど株主へ積極的に利益還元する。

■PERは10倍台と割安で優待制度込みの総合利回りは5%超

 株価は、IPO時の9月1日に580円で初値をつけ上場来安値564円と下ぶれたが、今期予想業績・期末配当・株主優待制度導入の同時発表で窓を開けて急伸して上場来高値をつけ高値もみ合いを続けている。PERは10倍台、配当利回りも実質で4.14%、優待制度込みの総合利回りは5.73%となお割安であり、上値チャレンジが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    新着記事

    ピックアップ記事

    1. ■フッ化水素などの周辺にも唯一無比な存在が数多い  例えば韓国への輸出規制3品目である高…
    2.  大型連休中の先週、野菜などで作った代替肉の食品メーカー、ビヨンド・ミートが米国でNASDAQ…
    3. ■前3月期の営業利益2.1倍など業績の大幅回復とともに注目強まる ミサワホーム中国<17…
    2019年11月
    « 10月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  

    アーカイブ

    IRインタビュー 一覧

    アルコニックスの竹井正人社長 JPホールディングス・古川浩一郎社長に聞く Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く イワキの岩城慶太郎副社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る