【株式市場】対ユーロで円安再燃し好業績株など高く日経平均は大きく戻す

◆日経平均の終値は1万7795円73銭(27円43銭高)、TOPIXは1429.92ポイント(3.54ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億1264万株

チャート15 28日午後の東京株式市場は、円相場が対ユーロで片足134円台に入る円安進行となったことなどが好感され、トヨタ自動車<7203>(東1)が値を戻して一時前日比堅調相場に浮上し、ソニー<6758>(東1)は一段強含むなど、主力株の強さが目立ち、日経平均も後場寄り後から前日比プラスに転換して14時40分頃には82円29銭高(1万7850円59銭)まで上げた。朝方の152円37銭安(1万7615円93銭)からは大きく回復した。JPX日経400や東証マザーズ指数なども高い。

 キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)は昨日発表した12月決算が好調で活況高となり、訪日観光客の増加による「インバウンド消費」の拡大からヤマダ電機<9831>(東1)オリエンタルランド<4661>(東1)などが高く、ディフェンシブ性のあるキッコーマン<2801>(東1)キユーピー<2809>(東1)日清食品ホールディングス<2897>(東1)などが続々と昨年来の高値に進んだ。明日発表予定のSHOEI<7839>(東2)BEENOS<3328>(東マ)なども期待を先取り高い。

 東証1部の出来高概算は23億1264万株(前引けは11億457万株)、売買代金は2兆3023億円(同1兆463億円)。1部上場1863銘柄のうち、値上がり銘柄数は1237(同848)銘柄、値下がり銘柄数は505(同849)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(同14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、海運、パルプ・紙、電力・ガス、陸運、小売り、倉庫・運輸、繊維製品、水産・農林、食料品などとなった。

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