日産自動車は減収減益でも続伸で始まり下値不安は後退の見方

日産自動車 7201

■配当の増額も好感されNYダウ急騰も寄与

 日産自動車<7201>(東1・売買単位100株)は8日、急伸の始まりとなり、取引開始後に8%高の1044.0円(15.0円高)まで上げて出直りを強めている。7日の取引終了後に第2四半期決算を発表し、2016年4~9月累計の連結売上高は前年同期比10%減、営業利益は同14%減などとなったが、おおむね想定内との見方が優勢のようだ。

 これまで未定としていた9月中間配当を前年同期比3円増の24円とし、年間では5円増の48円の見込みとしたことも好感されている。今朝は、NYダウの急騰371ドル高を受けて自動車株が軒並み高く始まったため、株高要因としてはこちらを重視する様子もあるが、減益にもかかわらず株価が強いため下値不安はかなり後退したとの見方が出ている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る