電通は「残業代未払い捜査」でも3日続伸となり兜町特有の投資家心理とか

株式市場 銘柄

■博報堂DY、アサツーDKも高く業績好調など評価

 総合広告の大手・電通<4324>(東1・売買単位100株)は9日、堅調な始まりとなり、取引開始後に8%高の5240円(90円高)まで上げて3日続伸基調となっている。女性社員の過労自殺問題を巡り7、8日は強制捜査が伝えられ、9日は「残業代未払いも捜査」(9日付日本経済新聞・朝刊)などと伝えられたが、 株価は逆行高。「悪材料が出るたびに懸案がヤマを越して問題収束に近づく訳で、兜町特有の投資家心理とみられ、東芝<6502>(東1)にも同様の現象が見られた」(市場関係者)との見方が出ている。

 一方、9日は広告大手銘柄がそろって高く、博報堂DYホールディングス<2433>(東1)は8日発表の第2四半期決算が好調だったとされて4%高の1303円(49円高)と約5ヵ月ぶりに1300円台を更新。また、アサツー ディ・ケイ(アサツーDK)<9747>(東1)は3%高の2910円(82円高)前後となり、第2四半期決算発表後の下げを1日で完全に回復。業績を見直す動きが出ているようだ。

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