トレジャー・ファクトリーの株価は9日に787円と年初来の最安値を付ける

株式市場 銘柄

■前日引け後、10月の売上が前年を上回ったことを発表していたが、生憎の結果に

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)の株価は、9日に787円と年初来の最安値を付けた。9日は、アメリカ大統領の選挙でトランプ氏が大方の予想を裏切り、当選したことで、日経平均が大幅に下げた日である。同社にとって、前日引け後、10月の売上が前年同月を上回ったことを発表していただけに生憎の結果となった。

 天候の影響もあったが、8月、9月と2か月連続で、全店売上高が昨年の売上を下回った。また、10月13日にカインドオルの子会社化に伴い、株式取得にかかるアドバイザリー費用を連結業績予想に織り込んだことにより、利益面での下方修正を発表した。そのため、株価は安値圏で推移している。

 しかし、今期の下方修正の要因は、事業規模拡大に向けた投資による影響であることから、来期から再度成長路線に戻るものと予想される。

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