【株式市場】NYダウ最高値など好感するが日経平均は朝の277円高から次第にダレ模様

株式

◆日経平均の終値は1万7374円79銭(30円37銭高)、TOPIXは1378.28ポイント(1.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出が加わり33億9544万株

 11日(金)の東京株式市場は、NYダウの過去最高値や円安基調が好感され、米トランプ次期大統領の積極財政路線に乗るコマツ<6301>(東1)などが活況高となり、日経平均は朝方に277円31銭高(1万7621円73銭)まで上げ、取引時間中としては2月2日以来約9カ月ぶりの高値に進んだ。ただ、米国景気との相関性が高いとされるソニー<6758>(東1)が昨日の急伸から一転小動きに転じるなど、上値の重い銘柄があり、日経平均の前引けは49円30銭高(1万7393円72銭)となった。で前場を終えた。後場は約60円高の1万7400円前後で小動きとなった。主な株価指数は東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均などが安い。

 株価指数オプション11月物のSQ(清算値・行使価格)算出日のため出来高は増加したが、トランプ次期大統領のメキシコ発言が影響してか、メキシコに拠点を置く日産自動車<7201>(東1)などは軟調。堀田丸正<8105>(東2)は中間決算の大幅上ブレと記念配当が好感されて急伸し、神戸発動機<6016>(東2)は船舶用エンジン事業の三菱重工業<7011>(東1)との統合が好感されてストップ高。メドピア<6095>(東マ)は10日発表の9月決算と今期見通しが好感されてストップ高。パピレス<3641>(JQS)は四半期決算が好感されて急伸。アストマックス<7162>(JQS)はこのところ「円」と「金」相場が活況とされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢が続き、オプションSQ算出も加わり33億9544万株(前引けは18億6153万株)、売買代金は3兆6150億円(同1兆8853億円)。1部上場1986銘柄のうち、値上がり銘柄数は784(同821)銘柄、値下がり銘柄数は1115(同1050)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、銀行、非鉄金属、証券・商品先物、海運、鉄鋼、その他金融、卸売り、などだった。

(銘柄フラッシュはお休みします)

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