ASIAN STARの第3四半期は、不動産管理事業は堅調だが、中国での賃貸事業で先行費用の影響により2ケタ増収ながら減益となる

■通期業績予想に対する進捗率は低いものの、TYインベスターズの持分譲渡等もあり当初予想を据え置く

 ASIAN STAR<8946>(JQS)の第3四半期は、不動産管理事業は堅調だが、中国での賃貸事業で先行費用の影響により2ケタ増収ながら減益となった。

 16年12月期第3四半期連結業績は、売上高10億49百万円(前年同期比24.9%増)、営業利益16百万円(同45.6%減)、経常利益△32百万円(前年同期26百万円)、純利益△38百万円(同15百万円)であった。

 事業別の概要は、不動産販売事業は、中古マンション、新築戸建て、土地等の引き渡しを完了したものの、販売に係る業務委託費用が膨らんだことから、売上高2億28百万円(前年同期比196.2%増)、営業利益△01百万円(前年同期08百万円)と大幅増収ながら赤字となった。

 不動産管理事業は、売上高4億09百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益1億61百万円(同1.8%増)と増収増益。

 不動産賃貸事業は、中国のワンルームマンションが稼働し始めたことにより発生した先行費用の影響により、売上高2億66百万円(同4.4%増)となったものの、営業利益は07百万円(同81.2%減)と大幅減益となった。

 不動産仲介事業は、投資用マンションを中心に販売仲介が順調であったことから、売上高1億45百万円(同22.4%増)、営業利益49百万円(同303.1%増)と大幅増益。

 通期業績予想に対する進捗率は低いものの、第4四半期に土地等の引き渡しによる不動産販売事業の売上が見込まれていることに加え、TYインベスターズの持分譲渡が予定されていることから、当初予想を据え置いている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る