シチズンHDは8%高、減収減益だが計画線内で自己株消却も好感

株式市場 銘柄

■発行済み株式総数の3%規模で自己株式の消却を実施

 シチズンホールディングス<7762>(東1・売買単位100株)は14日、急伸相場となり、10時にかけて8%高の640円(48円高)まで上げて年初来の戻り高値を更新している。前売買日の11日に第2四半期決算と自己株式の消却を発表。決算は前年同期比で減収減益だったが、自己株式の消却が発行済み株式総数の3%に達することなどが好感された。

 第2四半期の累計業績(2016年4~9月・連結)は売上高が前年同期比11%減少し、営業利益も同28%減少するなど減収減益だった。ただ、数字自体は会社側が期初や第1四半期の決算発表時に開示した上期の見通しとほぼ同水準で着地し、ほぼ計画線内におさまった。3月通期の会社予想1株利益は39円27銭。株価水準はPER16倍台前半のため割高感は感じないで済む水準といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る