【株式市場】5ヵ月半ぶりの円安など好感し日経平均は1月7日以来の1万8000円台回復

株式

◆日経平均の前引けは1万8011円79銭(149円16銭高)、TOPIXは1431.19ポイント(8.11ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億7128万株

チャート11 18日後場の東京株式市場は、米国で12月の利上げ観測が強まり、円相場がNY市場から5ヵ月半ぶり円安の1ドル110円台に入ったことなどが好感され、マツダ<7261>(東1)が4%高など、このところ円安でも重かった自動車株などがさすがに全面高となった。日経平均は朝方に181円09銭高(1万8043円72銭)まで上げて1月7日以来の1万8000円台乗せとなり、前引けは149円16銭高(1万8011円79銭)。主な株価指数では東証マザーズ指数が軟調。

 安倍首相とトランプ氏の会談では特段、株式市場などに影響するニュースが伝えられなかったが、トランプ氏の積極財政によるインフラ整備構想などに期待があり、川崎重工業<7012>(東1)は米国での鉄道事業の追加受注などが好感されて戻り高値。商船三井<9104>(東1)も円安などが材料視されて戻り高値。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)は11月24日の売買から東証1部昇格となるため急伸。チエル<3933>(JQS)は小中学校向けの教育クラウドサービスなどが材料視されてストップ高。

 18日新規上場のフィル・カンパニー<3267>(東マ・売買単位100株)は前場買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1310円を70%上回る2234円で買い気配となっている。

 東証1部の出来高概算は13億7128万株、売買代金は1兆3144億円。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1327銘柄、値下がり銘柄数は515銘柄となった。

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