【株式市場】資源株など強く日経平均は前引けにかけて堅調転換

株式

◆日経平均の前引けは1万8112円43銭(6円41銭高)、TOPIXは1445.81ポイント(2.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億1911万株

■本日上場のWASHハウスは公開価格の41%高で初値

チャート11 22日(火)前場の東京株式市場は、このところの急激な円安基調が一服し、自動車株などが軟調に始まり、日経平均も9時30分頃にかけて55円47銭安(1万8050円55銭)まで軟化する場面があった。ただ、ソニー<6758>(東1)などが強く、原油相場の反騰を映して石油・資源関連株が強い。日経平均も前引けは堅調で6円41銭高(1万8112円43銭)。5日続伸基調となった。主な株価指数では東証2部指数と日経JASDAQ平均が安い。

 東京テアトル<9633>(東1)がアニメ映画「この世界の片隅に」大ヒットとされて急伸し、ボルテージ<3639>(東1)は人気コミック「花ざかりの君たちへ」原作の恋愛ドラマアプリ配信が好感されて急伸。東京ラヂエーター製造<7235>(東2)カルソニックカンセイ<7248>(東1)に対する米投資ファンドKKRの買収報道が思惑視され急伸。ネットイヤーグループ<3622>(東マ)はIBMの人工知能「ワトソン」を駆使する事業への参加が好感されストップ高。日本サード・パーティ<2488>(JQS)は世界初のディープラーニング・スーパーコンピュータの保守サポート受託などが好感されて連日急伸。

 22日上場のWASHハウス<6537>(東マ・売買単位100株)はコインランドリー「WASHハウス」のチェーン展開などを行い、公開価格は2300円。買い気配をセリ上げる始まりとなり、10時12分に公開価格を41%上回る3240円で初値がつき、3940円まで上げて前引けは3910円だった。

 東証1部の出来高概算は10億1911万株、売買代金は1兆346億円。1部上場1988銘柄のうち、値上がり銘柄数は1072銘柄、値下がり銘柄数は738銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る