シンバイオ製薬は針を使用しない非侵襲性の鎮痛薬などに期待強まり4日続伸

株式市場 銘柄

■当面の業績は赤字継続の見込みだが期待材料には反応強い

 シンバイオ製薬<4582>(JQG・売買単位100株)は25日、4日続伸基調となって戻り高値を更新し、10時30分現在は6%高の273円(15円高)前後で推移。引き続き、22日に「自己疼痛管理用医薬品「SyB P-1501」の第3相臨床試験における最初の患者登録のお知らせ」を発表したことなどが好感されている。

 この「SyB P-1501」は、針を使用しない非侵襲性の自己調節鎮痛薬であり、患者の身体的・精神的負担を軽減し、手術後の生活の質(Quality of Life : QOL)を高めることが期待される。米国では2015年4月に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受け、欧州でも15年11月に欧州医薬品庁(EMA)の承認を受け、販売が開始されているという。

 当面の業績は赤字継続の見込みだが、株価は16年9月に抗悪性腫瘍剤の効能追加承認などが好感されて250円どころから396円まで急伸する場面を見せるなど、期待材料に対する反応が強い相場地合いとなっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る