【銘柄フラッシュ】安永など急伸しZMP上場を前にフューチャーベンチャーキャピタルが急動意

株式市場 銘柄

 25日は、円相場が約8ヵ月ぶりの円安になる1ドル113円台後半に入ったため、カシオ計算機<6952>(東1)が7.1%高、2輪用クラッチなどのエフ・シー・シー<7296>(東1)は8.0%高などと円安関連株の中で出遅れ感のあった銘柄が活況高。ただ、全体相場を見るとTOPIX(東証株価指数)が24日までで10日続伸などと上げっぱなしのため利食いに傾く様子がみられ、自動車株などはマツダ<7261>(東1)が前場4.9%高まで上げて大引けは2.6%高、昨日5.2%高と目立って上げた新日鐵住金<5401>(東1)は反落して1.1%安などと総じて伸び悩んだ。

 東証1部の値上がり率(上場投信を除く)1位はエンジン部品などの安永<7271>(東1)となり、円安に加えリチウム電池の寿命を大きく延ばす正極技術などが言われて3日連続ストップ高の20.6%高。2位は日本アジア投資<8518>(東1)となり、人気映画「君の名は。」の中国での興行・テレビ放映などの権利を子会社が保有するとされて2日連続ストップ高の18.9%高。3位はタカタ<7312>(東1)となり再生支援は米、スエーデンの企業が有力とされて見直し拡大。

 大幸薬品<4574>(東1)はインフルエンザ流行への備えとされて11日続伸の5.0%高。ハリマ共和物産<7444>(東2)は通期の業績上ブレ期待などが言われて2段上げの様相の8.8%高。トレックス・セミコンダクター<6616>(東2)は発行株数の16.52%に当たる50万株の自社株買いが引き続き好感されて5.8%高。

 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>(東マ)は最新の研究試薬セットなどが材料視されてストップ高の25.9%高。ビジネス・ブレークスルー<2464>(東マ)は12月1日付で東証1部への昇格承認が好感されてストップ高の24.2%高。不二精機<6400>(JQS)は今12月期の復配に期待とされて31.0%高。第一化成<4235>(JQS)は引き続き米社買収などが好感されて2日連続ストップ高の20.9%高となった。フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は12月19日に上場予定のロボット開発ベンチャー・ZMP(銘柄コード番号7316)に早くから投資と伝わり4.5%高となった。

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