エイチアイエスはハウステンボスの決算発表など好感し上値を追う

■目先的な業績の不透明感はアク抜けする形に

 エイチアイエス<9603>(東1・売買単位100株)は29日、取引開始後に3365円(215円高)まで上げ、7月1日以来の3300円台回復となった。28日付でグループ会社のハウステンボス(長崎県佐世保市)が2016年9月期の連結業績を発表。営業利益は前期比15%の減少となるなど減収減益だったが、今期・17年9月期の見通しは売上高を14%の増加、営業利益を31%の増加などとしたため期待が膨らむ形になった。

 エイチアイエスは10月決算で、16年10月期の業績見通しを11月25日付で全体を下方修正した。熊本地震による来客数の鈍化や円高による訪日客の伸び悩みなどが影響した。しかし、株価は10月の2500円台を下値とする回復基調に変化がなく、ハウステンボスの決算によって目先的な業績の不透明感はアク抜けする形になった。上値を追いやすくなったとの見方が出ている。

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